「ママはいまからあーちゃんでーす。」
「えぇ~、ちがうよ~。」
「よぞらのかいだんのあーちゃん。〇〇〇はおつきさま。」
先月「かぜひきまんげつ」よみました。
くり返されるフレーズがなんともやさしくていっしょうけんめいで好きなえほんになりました。
なつかしい時間
きのうの夕方、年中のむすこがあたま痛いといいだしてめずらしく昼寝しました。
起きたらゴキゲンナナメでわたしにべったり。
なんか、なつかしいな。
2年生のむすめもめずらしく昼寝。
耳鼻科でもらった抗生物質が合わなくて全身に発疹が出て治まりつつの4日め。
その前はとびばこで手首足首もいためて整形外科も通ったね。
気丈にふるまっているけどつかれてるんだよね。
夕方にふたりとも寝ちゃってる。
外は暗くなってきて部屋も暗いままで、しずかで。
目覚めたむすこがくっついてきて夕飯つくれない感じ。数年前にはよくあった。夫が帰ってきて夜寝れなくなるからって起こす。寝てるのになぜ起こすのか謎(イヤ)だった。
あのしずかな時間よかったな。なつかしかった。
これはアレだ
夕飯のやきうどんも手をつけない。
微熱。
「よだれー」
とシンクに吐き出しに行くこと2回。
これは…アレだ。
足早にビニール袋を取りにいくわたし。
「どうしたの?」と夫。
「はくのかな?」戻るわたし。
そしてその流れのまま袋でうけとめた!
われながらスマートでした。
母親のカンってたぶんあります。
前のめりのむすこに押したおされ、しりもちついて開脚V字バランスでコンビニのミニ袋を口元にキープ。
5さいの特大児だからけっこう力あるけどバランス保ったわたし。腹筋しててよかった!
こんなときむすめが見てたらきっとなんか言ってくれそうだけどシャワー中。だから自分でいった。
「ママナイスキャッチ。」
そしてむすこの胃よ、悪いモノを体の外に出してくれてありがとう。
さあこれは…冬に流行るあのパターンですな。
かぜひきまんげつ
1ヵ月に2冊、幼稚園からえほんを持ってかえってきます。むすこはいつも楽しみでいちどはいっしょに読みます。
さいきんのがかぜひきまんげつでした。
コレ、読み聞かせながらだんだんココロをつかまれました。
だってあーちゃんのしてることってわたしとおんなじ。
「あーちゃんて…わたしのことかも…わたしだ。」
わたしというより世界中のお母さんだと思うんですが、とにかくかいだんのぼったりおりたりしながら、かぜひいたお月さまをせっせとお世話するあーちゃんに感情移入が止まらないのでした。
今までなんどもなんどもこどもの看病をくりかえしてきたお母さんたちにはわかると思うんです「一連の流れ」が。おつきさまの体調の変化も、句点(くてん)「。」がなくてずーっとつづく文章も看病のああいうときそのものをよくあらわしてる。
ママはずっとあっちこっちいったりきたり。
書かれてないけど母親の心配なきもちとか、わたしが守るんだって緊張感とか、頭も体もフル回転とか、いつもの感じに戻ってくのとか。
ページをめくりながらいままでこどもが体調不良のときに感じてきた気持ちがプワァーっとよみがえってきて、のどの奥がグッとなって目頭が熱くなって読み聞かせの声がふるえました。
これはママたちに向かってかかれたのでは?
こどもを守るために奔走するママたちへのエール。
この時期にぴったりで、作者の方、出版の方、すごいです。
よる
寝返りばかりであまり眠れなかったむすこ。
トイレに行きたかったみたい。
そのあとは眠れてました。
あさ
目覚めはよくて笑ってる。
あー、笑ってる。よかった。
ニコニコ話しかけてくる。
消化によかろと出したおかゆはいやがった。
たまごとしょうゆを入れない方がよかったかな。うめぼしのせてもいやがった。
水分はとれてる。
キレートレモンもいってる。
バナナはんぶん食べた。
お昼はすくなめにカレーピラフ。
充実野菜と水も飲んだ。
ゲームする元気もあるし、まあね。
大好きなうめぼし食べた。
食べたいって要求される喜び。
食べたいっていうたいせつな気持ち。
えほんのおつきさまもうどん食べてました。
抱きしめ中
むすこはふとんでゴロゴロしてます。
わたしは横のこたつでこの記事を。
こんなときだけどまぁまぁ回復してるしアウトプットしたかった。
あーちゃんのこと書きたいな。
かぜひきまんげつの絵本を手にとってみる。
あらすじ書くのはむずかしいなぁ。
パラパラとめくってみる。
そうそうあーちゃんがんばってるな。おつきさまも。おんなじだね。
むすこに渡したら目でよんでる。
「かぜひきまんげつ、1かいよんじゃったー。」
えほんを胸にギュッとしながら、ねむたそう。
おひるねできるといいね。